3時間で明治村を巡る

愛知旅行:サムネイル画像5 旅行(愛知)

愛知・岐阜旅行2日目の記事。午前中は明治村🛖へ行ったぞ!

昼過ぎに岐阜へ向かうから3時間しか居られなかったが、可能な限り多く周った🌀

明治村とは?

洋和風の様々な明治建造物を展示している、非常に広大な野外博物館🛖

エリアが一丁目~五丁目まで分かれており、移動手段として蒸気機関車やバスが用意されている🚂🚌

博物館明治村 | 愛知県犬山市の野外博物館
本物の明治建築を保存展示する野外博物館。門をくぐればそこはまるで明治時代。建築物、グルメ、SLなどの乗り物体験、季節ごとのイベントなど、明治文化を思いきり楽しもう!/名古屋駅から直通バスあり/団体予約...

超広いので、大体は行く場所を選定してから観光する。

今回は周ってきた建造物のうち、よさげだったとこを👇で分割して記す📝

面白かったとこランク概要

ここでしか見れない・体感できない明治っぽさを感じられた建造物が二群。

その中からさらに頭一つ抜けてよいと感じたのが一群。

あまり感じられなかったり、そもそもジャンル的に興味なかったのが三群。

一群

1-1.西郷從道邸

西郷隆盛の弟が建てた接待用の住宅。

西郷從道邸
西郷從道邸

建築年:1880年

所在地:1丁目8番地

文化種:重要文化財

フランスの建築家ジュール・レスカスが設計に関与したため、洋風な雰囲気である。

西郷從道邸:内館1
西郷從道邸:内館2
西郷從道邸:内館3

1-2.森鷗外・夏目漱石住宅

「吾輩は猫である」が執筆された家。

作中に描写される家の様子はココをモデルにしているらしい。

森鷗外が約1年・夏目漱石が約3年間、居住していた。

森鷗外・夏目漱石住宅玄関
森鷗外・夏目漱石住宅玄関

建築年:1887年

所在地:1丁目9番地

文化種:登録有形文化財

吾輩は猫である執筆部屋の再現
吾輩は猫である執筆時の再現
森鷗外・夏目漱石住宅庭園
森鷗外・夏目漱石住宅庭園

身長とか体重の記載まであるのおもろい

(夏目漱石159cm, 森鷗外161cm)

森鷗外・夏目漱石の等身大
森鷗外・夏目漱石の等身大

内装に洋が一切なく、昔の日本を感じられるザ・和室スタイル。

森鷗外・夏目漱石住宅内装1
森鷗外・夏目漱石住宅内装2
森鷗外・夏目漱石住宅内装3

1-3.聖ザビエル天主堂

ステンドグラスが綺麗なカトリック教会堂。

聖ザビエル天主堂
聖ザビエル天主堂

建築年:1890年

所在地:5丁目51番地

文化種:登録有形文化財

内装の雰囲気が凄くよかった👍

聖ザビエル天主堂内装2
聖ザビエル天主堂内装1
聖ザビエル天主堂内装3
聖ザビエル天主堂内装4

1-4.帝国ホテル中央玄関

建築界の巨匠「フランク・ロイド・ライト」が設計した洋風のホテル。

帝国ホテル中央玄関
帝国ホテル中央玄関

建築年:1923年

所在地:5丁目67番地

文化種:登録有形文化財

全体的に、模様が独特な印象。

帝国ホテル中央玄関:エントランスホール
帝国ホテル中央玄関:エントランスホール3
帝国ホテル中央玄関:エントランスホール2
帝国ホテル中央玄関:受付

背もたれが六角形の「ピーコックチェア」とよばれる椅子🪑

最も美しく見える座り方になるように設計されてこうなったらしい。

ピーコックチェア
ピーコックチェア

内装に使われているとは思えないくらい、仕切りが粗い…

逆に綺麗にみえる✨

帝国ホテル中央玄関:ホテル内の仕切り
ホテル内の仕切り

二群

2-1.札幌電話交換局

北海道札幌市にあった電話交換局を移築したらしい。

あらゆる種類の電話機が時代ごとに展示されている☎️

札幌電話交換局
札幌電話交換局

建築年:1898年

所在地:2丁目21番地

文化種:重要文化財

電話が普及し始めた最初期の頃の装置。

コレを使って電話番号を交換手に伝えると、交換手が手動で回線を接続することで通話を成立させていた。

磁石式単式交換機
磁石式単式交換機

が、回線接続が自動化された交換機⬇️が登場し、次第に廃れた。

デルビル磁石式電話機
デルビル磁石式電話機2

さらに時代が進んで昭和初期あたりに電話っぽい形になったらしい☎️

卓上電話機1
卓上電話機2

2-2.日本赤十字社中央病院病棟

現代では殆ど見られない木造建築の病院病棟。

日本赤十字社中央病院病棟
日本赤十字社中央病院病棟

建築年:1890年

所在地:4丁目5番地

文化種:登録有形文化財

通路も全部「木」である🪵

階段の先には射的や飛ばし矢ができる娯楽施設があった。

病棟内の通路
病棟内の通路
病棟内の階段
病棟内の階段

アナログ感満載の絵に描いたような木造部屋だが、当時は最先端の設備だったらしい。

病棟内の部屋2
病棟内の部屋1

兵隊服と銃が展示されていた。

西南戦争で、敵味方関係なく負傷した兵士の救護をしたことに由来するようだ。

兵隊服と銃
兵隊服と銃

当時の兵士に関する書物もあったが、古文すぎて全然わからん…

兵士に関する貴重な書物
兵士に関する貴重な書物

2-3鉄道寮新橋工場・機械館

機関車修復所として建てられた鉄造プレハブ建築。

重要文化財が複数展示されている。

鉄道寮新橋工場・機械館
鉄道寮新橋工場・機械館

建築年:1872年

所在地:4丁目44番地

文化種:登録有形文化財

マシ~ンがズラズラ並んでてザ・工場って感じだ!

鉄道寮新橋工場・機械館の内部1
鉄道寮新橋工場・機械館の内部1

重要文化財あったけど、同じようなのが何個もあるから目を凝らさないと見つからん💦

リング精紡機
リング精紡機
ゐのくち渦巻ポンプ
ゐのくち渦巻ポンプ

2-4.宇治山田郵便局舎

現時点で存在する「木造型の郵便局舎」の中では最大の大きさらしい。

郵便配達の歴史がよく分かる品を多数展示している。

宇治山田郵便局舎入口
宇治山田郵便局舎入口
  • 建築年:1909年
  • 所在地:4丁目46番地
  • 文化種:重要文化財

明治時代では徒歩でも配達してたらしい。

当時の郵便配達員の制服
当時の郵便配達員の制服
当時の郵便ポスト
当時の郵便ポスト
郵便自転車
郵便自転車
郵便バイク
郵便バイク

2-5.金沢監獄中央看守所・監房

明治時代の監獄。

人形を駆使して当時の囚人生活を再現している。

金沢監獄中央看守所・監房
金沢監獄中央看守所・監房

建築年:1907年

所在地:5丁目62番地

文化種:登録有形文化財

8角形になっており、その先に廊下が続いている。

玄関口から全方位を見渡すことができるため画期的な造りである。

金沢監獄中央看守所:玄関口
玄関口
金沢監獄中央看守所:廊下
廊下

この扉、中が囚人部屋になっており、マネキンが設置されている。

金沢監獄中央看守所:囚人部屋の扉
囚人部屋の扉

なんか楽しそうな顔やな()

金沢監獄中央看守所:囚人部屋での食事風景
囚人部屋での食事風景

それとけっこう狭いのな

金沢監獄中央看守所:囚人部屋での就寝風景
囚人部屋での就寝風景

囚人は家族宛てに手紙を書くことができる✉️

金沢監獄中央看守所:手紙を書く囚人
手紙を書く囚人

2-6.川崎銀行本店

屋上まで登れるため展望台の代わりになる銀行。

見晴らしがよかった。

川崎銀行本店
川崎銀行本店

建築年:1927年

所在地:5丁目57番地

文化種:登録有形文化財

内部では実際に使用していた看板や金庫が展示されている

川崎銀行本店:当時の看板
当時の看板
川崎銀行本店:当時の金庫
当時の金庫

最上階には展望台があり、5丁目全体を見渡せる。

方向が分かるので迷子になったらココおすすめ👍

川崎銀行本店:展望台
展望台

2-7.蒸気機関車12号・9号・三等客車

蒸気機関車に乗車可能。

似たようなジャンルで市営電車が走ってるが、コッチの方が雰囲気あってよかった。

蒸気機関車12号
蒸気機関車12号

展示年:1974年

所在地:4丁目43番地

蒸気機関車(SL)名古屋駅:汽車のりば
汽車のりば

貸し切り状態でマジ楽しい٩( ᐛ )و

蒸気機関車12号1号車
蒸気機関車12号1号車

しばらくすると煙突部分が単体で突っ込んでくる

(シュールすぎて笑っちまったw)

煙突部分の車両しかない状態
煙突部分の車両しかない状態

で、ガッチャンコしていく~

蒸気機関車12号:連結状態
ガッチャマンなう

走ってるとき煙ヤバい💨

蒸気機関車12号:煙状態
煙でゲッソー状態

あと、時間決まってるから、気をつけて

蒸気機関車12号:時刻表
時刻表

2-8.西園寺公望別邸「坐漁荘」

元内閣総理大臣「西園寺公望」の別荘。

西園寺公望別邸「坐漁荘」
西園寺公望別邸「坐漁荘」

建築年:1920年

所在地:3丁目27番地

文化種:重要文化財

100年前の庭園って感じだ👍

西園寺公望別邸「坐漁荘」:入口
西園寺公望別邸「坐漁荘」:庭園

竹が目立つ邸宅だった🎋

西園寺公望別邸「坐漁荘」:内装
西園寺公望別邸「坐漁荘」:障子

三群

3-1.呉服座

明治時代の芝居小屋。

呉服座
呉服座

建築年:1892年

所在地:4丁目49番地

文化種:重要文化財

席が柵で仕切られており、座布団もないシンプルな構成だった。

呉服座内部
呉服座内部

3-2.菊の世酒蔵

2階建ての大規模な酒蔵。

菊の世酒蔵
菊の世酒蔵

建築年:1868年頃

所在地:5丁目64番地

文化種:重要文化財

酒造りの道具が展示されている。

菊の世酒蔵の内部1
菊の世酒蔵の内部2
菊の世酒蔵の内部3

3-3.内閣文庫

明治時代に中央図書館として建設された、どうみても「図書館」には見えない建物。

内閣文庫
内閣文庫

建築年:1911年

所在地:5丁目59番地

文化種:登録有形文化財

入口は木造構成。

内閣文庫:入口
内閣文庫:入口

暖炉枠は部屋ごとに材料が異なるらしく、天井に中心飾りも付けられているため、デザインが凝っている。

内閣文庫の一室
内閣文庫の一室
内閣文庫の天井
内閣文庫の天井

階段はケヤキ製

内閣文庫の階段
内閣文庫の階段

建築模型が多数展示されているが、経緯はよくわからなかった。

図書館だから?

内閣文庫の展示品
内閣文庫の展示品

3-4.北里研究所本館・医学館

大正時代、伝染病の研究所として北里柴三郎博士が創立させた館。

顕微鏡が沢山あった。

北里研究所本館・医学館
北里研究所本館・医学館

建築年:1915年

所在地:3丁目27番地

文化種:登録有形文化財

入口付近に銅像🪞

北里研究所本館・医学館:銅像
入口付近の銅像

他の部屋は大半が顕微鏡

北里研究所本館・医学館:顕微鏡1
北里研究所本館・医学館:顕微鏡1

3-5.菅島燈台附属官舎

灯台守が住んでいたレンガ造の洋式住宅🧱

菅島燈台附属官舎
菅島燈台附属官舎

建築年:1873年

所在地:3丁目30番地

文化種:重要文化財

中には「神島」の灯台で実際に使用されていた回転レンズが展示されている。

「神島」で使用された回転レンズ
「神島」で使用された回転レンズ

3-6.品川燈台

18km先まで光が届く現存最古の洋式灯台。

この日は展望台まで登れなかったので、本来はどんな感じなのか不明。

品川燈台
品川燈台

建築年:1870年

所在地:3丁目29番地

文化種:重要文化財

灯台付近の砲台
灯台付近の砲台

灯台の下でもそこそこの景色だった。

品川燈台真下からの景色
品川燈台真下からの景色

3-7.大明寺聖パウロ教会堂

大浦天主堂建設に携わった地元大工の大渡伊勢吉によって建設されたカトリック教会堂。

大明寺聖パウロ教会堂
大明寺聖パウロ教会堂

建築年:1879年

所在地:5丁目56番地

文化種:登録有形文化財

天井付近が尖ったアーチ状になっていたり、比較的大きな窓があったりとゴシック様式だった。

大明寺聖パウロ教会堂内装

おさらば

この後すぐ岐阜県へ移動する都合上13:50分のバスに乗る必要があったため、昼食抜いてダッシュで周った。

明治村のバス時刻表
明治村のバス時刻表

昼飯はバス待つ間に済ませといた🍙

明治村:この日の昼飯
この日の昼飯

なんか意外だったけど、重要文化財だから面白いとは限らないっぽい。

(1個も無い5丁目が一番楽しかったわ)

なるべく急いで宿へ向かう。

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