ヘルクレスオオカブトの産卵セット in 2024

ヘルクレス・ヘルクレス:サムネイル画像3 ヘルクレスin2024

前回が上手くいったので、引き続き別の個体とペアリングしてもらう。

今回は産卵セットの組み方がメインの記事。

個体概要

オス個体

後食開始したテン1

8月下旬に羽化した、内定先の上司から貰った個体。

後食(羽化してゼリーを食べ始めたこと)開始から2か月は経過している。

ワイが幼虫から育てた🐣

メス個体

カブトムシ専門店へらゾウで購入したDHヘルクレスNo6

滋賀県のカブトムシ専門店「ヘラゾウ」で購入した個体。

前回のメスとは姉妹で、9月上旬には羽化してたらしい。

体長は68.1mmで標準。

ペアリング

前回と全く同じやり方なので詳細は省く。

ヘルクレス・ヘルクレスのペアリング1
メスの甲板にオスの口を当てながら乗せる
ヘルクレス・ヘルクレスのペアリング2
放置してから1時間後にペアリング開始
ペアリング完了したヘルクレス・ヘルクレス
茶色い糸が確認できたら成功

20℃以上でイイ感じの場所がなかったので、24℃の温風に当てながら実行した。

今回のペアリング時間は45分だ。

産卵セット作成

今回は新品のマットを使うので、ガス抜きから行う👍

DAISO密封容器12L
産卵ケース12L
スコップ,水,マット,トロ船
スコップ,水,マット,トロ船

1. マットを耕す

表面上はイイ感じの湿度で、今すぐ使用できそうな感じだが、

新品の完熟マット10L
完熟マット10L

中身はハイパ~乾燥してる。

塊になってる箇所は崩さないとガスが抜けないので、全てを耕す✨

開封直後の完熟マット
開封直後の完熟マット

塊を全て消し去ったら🆗

まだ加水前だが、表面に集中してた水分が混ざって色がマットっぽい感じに変色した。

耕した後の完熟マット
耕した後の完熟マット

2. マットのガス抜き

鼻を刺すような刺激臭が抜けるまで放置する。

明らかに土の香りじゃないのでガスの存在自体は割と判断しやすい🧐

問題は、一部がガス抜きできてないパターンに気づきにくいこと😓

対策として数時間おきにマットを混ぜると尚よいが、面倒なのでマット中央を空洞にして、空気に触れる面積を増やすようにしている💨

ガス抜き中の完熟マット
ガス抜き中の完熟マット

これでガスが抜けるまで、ひたすら放置する。

1日で抜けることもあれば1週間かかる場合もある。

3. マットの加水

完熟マット(10L)に対して、500mlの水を何回も投入してかき混ぜる。

マットの状態は、

  1. 握っても水分が感じられない🥶
  2. 握ると水分が感じられ、水が染み出ない😁
  3. 握ると水が染み出す🥶

の3種類がある。

1は加水が足りないBad パターン🥶

3は加水しすぎな Bad パターン🥶

2は丁度いい Good パターン😁

なのだが、ギリギリ3にならないくらいの2が Best な気がしている🤩

500mlのペットボトルで微調整しながら自称 Best 状態🤩を目指す。

湿度調整後のマット
加水後のマット

4. ケースにマット投入

加水ができたら迅速に産卵セットへ敷き詰める。

ガチガチに固めないと産卵率が著しく低下するので、超重要フェーズ。

ケースをひっくり返してもマットが落ちない位、全部ガチガチに詰める。

マットをガチガチに詰めた産卵セット
マットをガチガチに詰めた産卵セット

マットを固められれば何でもいいし、なんなら手で固めても問題ない。

ただ、ヘルクレスはケースの角に卵を多く産む傾向があるため、そこを重点的に固められない道具はNG❌

例えば、虫かごのようなケースに四角いプレス機を用いれば四隅を上手く固められるだろうが、丸いプレス機だと四隅を固めるのは難しそうだ。

今回のケースは角が丸いので、丸い形状の道具なら四隅にフィットして上手く固められそう。

なので今回はコップを使うことにした🫙

5. ゼリー&止まり木&メス投入

いつも通り転倒防止剤とゼリーを用意して、メスと一緒に入れるだけ。

ゼリーと止まり木とメスを投入したヘルクレス・ヘルクレスの産卵セット

ゼリーは栄養価の高いプロゼリーを使用。

転倒防止剤は使いまわせる鉢底ネットや木炭を主に使用している。

今回は余っていた鉢底ネットの切れ端を使っている。

採卵

約2週間経過したらゼリーと転倒防止剤をどけて、ケースをひっくり返す。

上下逆さまにするだけじゃ微動だにしないので、めちゃ叩いて落とす⚒️

2週間後ひっくり返したヘルクレス・ヘルクレスの産卵セット
2週間経過している

上手くいってれば卵が見つかるので、マドラースプーンで回収していく🥄

2週間後ひっくり返したヘルクレス・ヘルクレスの産卵セットから見つかった卵
亀裂付近に卵発見
産卵セットの中に居たヘルクレス・ヘルクレスのメス
見つけたらメスも回収

卵を素手で触ると高確率で腐るのでNG❌

ワイはマドラースプーンで回収しているが、ゴム箸で回収する人も多いみたいだ。

採った卵の保管場所だけど、今回は⬇️で卵用の容器を作って、そこに入れる🥚

吸水スポンジを包丁で切って、容器の中に入れるだけ。

卵収納ケースの完成
卵収納ケースの完成

吸水スポンジはどっぷり水に浸してから投入している💧

卵用の穴はボールペンを刺して作った✒️

マットに霧吹きするのと全く同じ感覚で卵に霧吹きする。

乾燥防止で卵に霧吹きする
普通にビシャビシャ霧吹きする

卵は乾燥すると腐って消滅してしまうので、基本的に毎日霧吹きしている。

最後に、湿度を保つために蓋を閉めて密封する。

蓋を閉めた卵収納ケース
一応、蓋にも霧吹きした

この後は、また産卵セット作成に戻って同じことを繰り返す。

満足する程の卵を確保できたら成功🥚

慣れるまでちょっと難しいけど、頑張って👍

この卵ケースについて

孵化したときにめっちゃ取りにくい…

穴をあけるんじゃなくて、筒状に堀ったスポンジの上に置いた方が全然よかった。

筒状に変更したスポンジ
筒状に変更したスポンジ

今度からはコレで管理するわ。

タイトルとURLをコピーしました