大学院を卒業できたので、最後にちょっと振り返る回です。
研究内容
検索された膨大な数の文書を、いかに見やすく可視化するかという研究に取り組んでいました。
最初は非難ばっかりで全然役に立たないという意見ばかりだったのですが、最終的には全国大会で学生奨励賞を受賞するという成果を上げました!

もともと記事にするつもりはなかったのですが、光栄なことに賞を取ってしまったので、当記事に大学院2年間の振り返りを記します。
研究室の方針
暗黙の方針が3つありました。
- オンデマンド型
- 定例会は無し
- 可能な限りリモート
こんな感じで、ここの教授は学生の負担を軽減するような工夫をかなり施していました。
そのため、めっっっちゃ楽です。
特に、無駄な時間を減らすために、必要な場合だけ面談を行うオンデマンド型であったのは非常に大きかったです。
おかげで就活と両立しながら研究を進めることができました。
各年次での過ごし方
実は、研究を本格的に始めたのは修士2年からなんですよね(笑)
オンデマンド型ということもあり1年次の頃はサボりまくっていたのですが、それなりの理由ありきでした。
修士1年
4月~12月
研究サボリーマン時代。
2ヶ月間リモート面談すらしないなんてことも、ざらにやってました()
その理由ですが、就活最優先にする必要があったからです。
院生の場合、先に就活をオワラセナイトご愁傷様となります。
そのため、修士1年で早期内定を獲得し、研究はその後でこなすルートが最適解!
故に、面接練習とかポートフォリオの制作に毎日時間を費やしていました。
最終的には第一志望から早期内定を獲得し、⬇️を書けるくらい面接力が向上しています!
1月~3月
内定取れたし、明けよろしたし、研究始めるか~
ってなったと同時に院生なのに1ミリも研究してなくて困ってた時期ですw
こんな状態でも3月に開催される情報処理学会の全国大会に出場する気満々だったアホなので、今まで就活に使っていたリソースを全て研究に注ぎ込んでます(笑)
一応、講義的入門レベルなら相当前に手をつけてたことを思いだし、過去の切れ端を上手く使いながら文書検索に関する発表スライドを作成!
(お世辞にも研究とは言えませんが…)
結果的に、大会には何とか出場できています!
修士2年
3月の大会が終わると修士2年に進級です。
成果発表とか論文とか、やること増えて急に忙しくなります。
4月~6月
6月に中間発表が控えているので、継ぎ接ぎの研究内容から何らかの成果を上げようと邁進しておりました。
その結果として出来たものが⬇️です。

検索した全文書をグループ分けして、どんな内容の文書が検索されたのか一目で把握できるネットワーク図を開発しました!
って感じで中間発表をしたのですが、
- 何してるかさっぱり分からない
- 見にくい
- もっと上手くできるだろ
と、審査員からは散々の言われようで、最初の審査は大失敗しました…
このままではマズイと痛感し、もっと実用的なモノを作ろうと心を入れ替えた頃でしたね~
今となっては懐かしいです(笑)
7月~2月
中間発表でボロクソの結果になりましたが、半年後の2月には最終発表があります。
この審査、卒業に直結するので超重要です。
中間発表みたいに普通の文書検索をするだけだと、また散々に言われてしまうので、別のアプローチを模索していました。
そんな中、企業インターンシップでアプリ開発してた1年前の自分を思い出し、
「この研究を発展させて実用的なアプリにしてしまえば絶対ウケるだろ!!!」
と確信が芽生えたので、その方向で研究を半年間ガッツリ進めていきました。
その結果、完成したアプリケーションが⬇️です!
めっちゃ高評価されて、最終発表で1位になりました!!!
- 一瞬で検索結果が分かる!
- めっちゃ見やすい!
- 上手く描画できてますね!
って感じで、中間発表の評価と真逆の意見が返ってきました(笑)
この時はおもしろかったですwww
3月
そして卒業発表から1ヶ月後に、合格発表がシンプルにメール送信されました。
終わりよければ全てよし的な感じで合格くれたようです!!!

この後は修士1年のときと同様、情報処理学会の全国大会に出場。

結果的に賞が取れて、自身の研究に明確な箔がつきました✨
まとめ
中々に波乱万丈でしたな。
こういうの、振り返ってみないと意外と気づかないから、書いてよかったかも。